在宅医療でしか出来ないことを、一つひとつ見つけていく魅力

院長
芳賀紀裕 (はが のりひろ)

入職して良かったと思える瞬間や、日々楽しみにしている事はありますか?

しばらく自宅のある太田市から遠い病院に勤務していたため、地域医療に貢献している感覚にもの足りなさを感じていました。太田に戻ってきて、以前勤務していた市内の病院の関係者や、その時代に知り合った方々と話をする機会があるととても嬉しいです。

そして、この地で在宅医療に従事し、患者さんの住み慣れた家での生活を安心して送れるよう信頼関係を築いてサポートしていくなかで、今 求められている医療を行なっているのだと、実感が湧いてきています。

また、家族との時間や趣味に費やせる時間が増えたのも良かったと思っています。趣味のひとつであるスポーツ観戦では、贔屓のチームや選手の勝敗に一喜一憂しています。

 

各職種とのコミュニケーションはどのように行なっていますか?

病院勤務だと診察に関する伝達事項だけで会話が終わる事が少なくないですが、在宅医療の場合は患者さんの元へ向かう道中、趣味の話や時事ネタなどの様々な話題に毎日花が咲いています。職種の垣根なくお互いがリラックス出来るコミュニケーション空間が自然と作られているので、医師だから…と畏まらず皆何でも話してくれますね。おのずと患者さんとのコミュニケーションにも良い影響が現れています。

外科医から在宅医療を目指すきっかけは?

外科医として約30年仕事をしてきました。多くの患者さんを手術で根治し、これからの人生に少し貢献できたという自負の反面、手術できない程進行した患者さん、手術できて一時は喜んだものの残念ながら再発して亡くなられた患者さんなど、色々な方の最期に関わってきました。そして、週1回の非常勤医師としてあい太田クリニックで仕事する機会を得て、病院勤務時代には「この方は在宅で看取るのは無理だろう」と思うような方であっても、様々な医療資源を使い、「自宅で最期を」という希望を叶えてもらった経験をしました。また自宅に上がらせていただくことで、病院では分からない、その方の人となりを知り、家族と共に最期を支える医療に魅力を感じたのが転職したひとつのきっかけです。

 

求職者の方にメッセージをお願いします

急性期を過ぎた患者さんが過ごす場所として、病院、施設、自宅と様々な選択肢がありますが、患者さんを取り巻く環境などが様々なので一概に、どこが一番良いということはないと思います。そんな中で、自宅での療養あるいは自宅での最期を希望された患者さんに、家庭環境、経済面など様々な事情を考慮し、さらには在宅で使える薬や医療機器の制限も踏まえて、そして逆に在宅でしかできないことも最大限に利用して、患者さんに満足していただけるベストな医療を提供する醍醐味が在宅医にはあります。そんな醍醐味、喜びを一つひとつ見つけていくことも在宅医療の魅力です。また、あい太田クリニックはオンオフがはっきりしており、院長先生も職員に積極的に休みを取り有意義に過ごすように言ってくれるので、自分の時間を持つことができます。

是非、太田の地で一緒に楽しく働きながら、地域医療に貢献できる喜びを共有しましょう!

【副院長】前野 有理

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