今年も開催を予定しておりました『在宅医療セミナーin太田』ですが、新型コロナウイルスの感染が拡大している状況を鑑み、やむなく開催を中止させていただくこととなりました。
日々状況が変わる中、私たち運営スタッフもギリギリまで悩みました。
とても残念ですが、来年にはこの混乱が落ち着き、無事に開催できる日が来ることを願って止みません。
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さて、どのような内容だったかと申しますと・・・第1回の反省点も踏まえ、無駄を省きつつもパワーアップしたプログラムでお送りするはずでした。
よろしければ、第1回目の皆さんの様子と一緒に下記をご覧ください!
在宅医療は多職種の連携の下で成り立ちます。
あい太田クリニックでは、患者さんを中心とした多職種・多業種が協力しあって、日々の訪問診療を提供しています。
これから医療者として活躍される「医学生」「薬学生」「看護学生」さらに医療者を支えて下さる「医療事務系の学生」の4職種の学生の皆さんをお迎えし、ともに学び、考える時間を共有しました。
「混沌(ケイオス)から形象(ゲシュタルト)への調和(ハーモニー)」と、何やら訳のわからないテーマを掲げたw、2泊3日の「とても濃い内容」をご紹介します。
基本的に参加者は職種や立場を問わず、自由に意見を述べることができます。
また、他者の間違いを指摘したり、評価したりすることはありませんので、経験が少なくて自信がなくても不安に思うことはありません。
ではプログラムを具体的に紹介します。
①コアセミナー:在宅で生活しながら治療することを選択した患者さんやそのご家族について、医療・福祉・行政などあらゆるサポートを提供しながら、「その人らしく生きる」ことを支える方法や手段について、シミュレーションを主体とした、みんなで考えるプログラムです。
②選択実習:クリニックが日常的に行っている訪問診療に同行して、実際の在宅診療を学びます。
また、クリニックで実施している「嚥下内視鏡」や「フットケア」、大勢の患者を効率的かつ適切に、さらに急な要請に対応する「訪問診療コントロールセンター」も見学できます。
③院長の特別講義、ランチオン勉強会も予定しています。
2日目の夜にはみんなで楽しむ「懇親会」も準備します。
少し疲れてきた頭と体を癒す楽しい時間です。
そしてこのセミナーのもう一つの魅力は、なんといっても全国から参加する学生さん同志の交流です。同じ時間、同じ学びの中で意見交換する貴重な機会より、得難い絆が生まれます。
昨年の開催では、私たちクリニックのスタッフも、学生の皆さんからたくさんの感動をいただきました。
日々の糧となったことは言うまでもありません。
まだ見ぬ学生の皆さん!
来年こそはぜひ あい太田クリニックでお会いしましょう!!
~narita