先日、理事長 野末が書いた食事に関する記事が、幻冬舎ゴールドオンラインでWEB掲載されました。
「高齢者の食事は『牛丼』や『ハンバーガー』が理想的なワケ」という表題でしたが、かなりの反響を呼んでいるようです。
いろいろなコメントが寄せられていますが、多くの人が食事制限や減量などに苦しんでいて、食事に大きな関心をもっているのが良くわかります。
リンク:幻冬舎ゴールドオンライン(Yahoo!ニュース記事)
在宅診療においても「食事」は非常に重要なテーマです。
われわれは在宅患者さん全員の栄養状態を評価しておりますが、なんと約6割の方が栄養状態に問題があるという結果になっています。
低栄養の理由は、食べる量が少ないこともありますが、口の中の状態が不良であったり食べる機能が衰えていたりすることが原因のこともあります。
また、タンパク質を多く食べても、適度な運動をしなければ効果は限定的です。
あい太田クリニックではこの「食事」をサポートするために、口腔ケアチーム、摂食嚥下チーム、栄養チーム、リハビリチームなどさまざまなチームを作って活動しています。
そもそも「食べる」ということは、人のもっとも大切な行為のひとつであり、栄養を取るという目的だけでなく人生の楽しみでもあります。
少しでも長く自分で食べる喜びを味わいたいものです。